Slide Show「ウクライナの肖像」児玉浩宜

Photo:Hironori Kodama

※東京都のコロナ感染拡大により、7/15(金)以降は予約制での開催に変更させて頂きます。

ご予約はこちらから ☞

会期:7月5日(火)-7月22日(金) 
15:00-20:00(平日)
14:00-19:00(土日) 
※月・木曜日は休業。7/18(祝)はオープン予定
会場Mitte/Gallery Mitteplatz
東京都文京区本郷 3-33-3 本郷ビル 4F 地図
アクセス:丸の内線・大江戸線/本郷三丁目駅から
徒歩3分、本郷通り沿い MUFJ銀行隣り

入場無料/FREE

去る5月に水道橋のギャラリー《 路地と人 》でフリーランスの写真家・児玉浩宜氏の展示「ウクライナの肖像」を見る機会があった。ロシアの侵攻が始まって間もない3月初めにウクライナ入りした児玉氏は、キーウ、チェルニフィツィ、イバノ・フランコフスクなどをまわり、現地で出会った人々のありのままの様子をカメラにおさめた。大手メディアが報じる「戦場写真」とは異なる、何気無い日常をとらえた若者たちのスナップフォト——。それはある日を境に突然、自分の国が全面戦争に巻き込まれてしまったウクライナの市井の人々の姿を強く印象づけるものだった。もちろん、主戦場となっている東部などの地域は壊滅的な被害を受けて、日常とは切り離された悲惨な状態であろうことは理解している。だが、果たして前線の戦況報道だけが今回の宇露戦争の全てを伝えていると言えるのだろうか? 児玉氏の写真を見ながら、そんな疑問を抱かずにはいられなかった。

『ウクライナ日記』(500円)

その後、児玉氏の取材記録をまとめた冊子『ウクライナ日記』※を扱わせて頂くことになった。もともと当店は旧ソ連地域に関心のあるお客様が多く、かなりの反響があった。そこで今回、冊子販売と合わせて児玉氏にシェア頂いた「ウクライナの肖像」(写真とインタビューで構成された20分弱の作品)最新版を会場で投影することにした。宇露情勢への関心が薄れていると言われる今こそ、より多くの方にこのスライドを見て頂き、戦時下にあるとはどのようなことなのかを感じて頂きたい。
※冊子『ウクライナ日記』の売り上げは児玉氏の活動費に充てられます。

児玉浩宜 (こだま ・ひろのり)
1983年兵庫県生まれ。写真 / テレビ朝日番組ディレクター▶︎NHK報道カメラマン▶︎写真家 / 写真集「NEW CITY」「BLOCK CITY」ZINE「ウクライナ日記」など。
Twitter:@KungFu_camera
Instagram:@kodama.jp
https://note.com/hironorikodama/

参考記事:
ウクライナの“リアル”を個人の視点で撮影する写真家・児玉浩宜が現地で感じたこととは?

slideshowー児玉浩宜『ウクライナの肖像』 : 路地と人 (exblog.jp)