ブルガリア・トロヤン陶器について

2022年11月より、新たにブルガリアの陶器を販売しています。日本企業が現地から輸入して国内基準の食品衛生法検査を通過している安全な商品です。同時にナショナルクロスや薔薇の香水など、ブルガリアならではの民芸品も扱います。素朴な風合いに、一点ずつ異なる綺麗な紋様が描かれた《トロヤン陶器》。ぜひ店頭でお手に取ってごらんください。

トロヤン陶器とは

ブルガリアの陶芸の起源は、7世紀末の建国の頃に遡ります。数多くの伝統文化を融合しながら、独自の発達を遂げてきました。とくに、ブルガリアを東西に走るバルカン山脈中央部の トロヤン地方に伝わるトロヤン陶器は、地元で採れる粘土の質の良さや特徴のある伝統的な模様や色、バラエティに富んだ形のもつ美しさから、ブルガリアの代表的な陶器として注目されています。熟練工によってひとつひとつ手作業で作られるため、同じものがふたつとありません。絵の具を落とし、串で伸ばして描かれる独特のマーブル模様は「トロヤンスカ、カプカ=トロヤンの雫」と呼ばれ、19世紀の著名な画家が描いた教会壁画が基礎となり受け継がれてきたそうです。